キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~
VIPRPG 紅白2016 No.16より
ブロック崩しなんてアイ○トニクス以来だぜ!
タイトルにある通りに、
キャロルが主人公のブロック崩し。
偉大な魔導師が遺した魔導書を求めて、
キャロルと相棒のバーストが大冒険を繰り広げる、というストーリー。
こう書くと一見シリアス調ですが、
この作品のキャロルは元気で非常に明るい性格なので、
重苦しさはありません。
こういうキャロル像って結構珍しい気がする。
ゲームの合間に繰り広げられる寸劇も見どころ。
デモシーンは基本的にサイレントで、
コミカルかつテンポのいい動きが作品の明るい雰囲気を助長しています。
見た目に反してあまり役に立たないライチ
当然、最大ウリであるブロック崩し部分も相当な凝りよう。
ボールを杖(バー)で打ち返すたびにMPが溜まっていき、
これが満タンになることで仲間にした魔法たちを呼び出し、
色んなお助け効果を受けることができるようになります。
この際の演出が非常に賑やかで、
ついつい見とれてしまうのですが、
お助け演出に気を取られて死亡
という本末転倒な結果になるのがこの手のゲームのお約束ですね。
ステージを進めるごとに仲間はどんどん増えていき、
ゲームの難易度自体もやさしめなので、
飽きることなくサクサク最後まで楽しめることでしょう。
どういうわけかVIPRPGって、
RPGツクールなのにRPGじゃないゲームが多いよね…
こういう作品を見るたびに、
制作者の情熱とツクール2000の可能性の広がりに恐怖を感じるのであった